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| ６０代シニア層の就業ニーズについて(アンケート結果) |
Ｑ. 人出不足が続いています。60歳以上のシニア層を採用しようと考えていますが、シニア層はどの
ような働き方を希望し、どの様な点を意識すると良いマッチングができるでしょうか？
Ａ. 公益財団法人産業雇用安定センターが、2023年11月に、「シニア層の就業ニーズに関するアンケ
ート調査」を実施し、その結果が発表されています。ポイントをピックアップしてみます。
(1) 仕事探しで重視するもの
シニア層全体では「仕事内容や職場の働きやすさ」が４割で最多、次いで、「就業場所・通勤時
間」、「就労日数・就業時間」が多かった。これに対し、「給料」、「体力・体調に合っている」
は2 割台半ばとやや低かった。一方、男性60歳〜64 歳では、「仕事内容や職場の働きやすさ」が
最多であるものの、次いで「これまでの職業経験・知識を活かせる」、「給与」の順となり、それ
以外の各層と傾向の違いがみられた。
(2) 週に何日働きたいか
女性と男性65歳〜69 歳の各層では「週2〜3 日」、「週4日」、「週5日」の順に希望が多い、一
方、男性60歳〜64 歳では「週5日」、「週4日」、「週2〜3日」の順に希望が多く、他の各層と傾
向の違いがみられた。
(3) 一日に何時間働きたいか
女性と男性65歳〜69 歳の各層では「一日4〜5 時間」までの時間を希望する者が、5割超〜7割を占
め、「一日6〜8時間」を上回った。一方、男性60歳〜64 歳は7 割が「一日6〜8 時間」を希望して
おり、ここでも希望就労日数と同様、他の各層との間に傾向の違いがみられた。
(4) 複数の仕事の掛け持ちについて
「ぜひやってみたい」、「勤務時間、仕事の内容によってはやってもよい」を合わせた肯定的な意
見（54.2％）が、「できればやりたくない」、「仕事は一つで十分だ」を合わせた否定的な意見
（45.8％）を上回り、過半数を占めた。
◎実際には、人により希望は違うでしょうが、「仕事内容や職場の働きやすさ」をアピールできるも
のとし、男女、年齢層等により、「就労日数・就業時間」の希望が違うことを意識すると、マッチ
ングしやすいのではと思います。
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